ConocoPhillipsの合併

ConocoPhillipsとBurlington Resourcesが合併する。これにより、エクソンモービルを抜いて、北米一のガス生産会社となる。原油高に引きづられたガス価格高騰が、合併の一つの背景になっている。



コノコは売上高$8.1B、従業員36,000人のHoustonに本社を置く独立系石油会社です。2002年にはコノコとフィリップスが合併しています。

バーリントンは売上高$1.5B、従業員2,300人の同じくHoustonに本社を置くガス生産会社で、ガス生産量はほぼコノコと同じです。この二つが合併により全米第一位のガス資源量の会社になります。

新会社の石油とガスの資源比率は59:41ですから、依然としてコノコは石油会社ということになるのでしょう。

かつてDupontの100%子会社であったことを思うと、随分といろいろな経緯を経て今日にいたっているというか、アメリカのダイナミックな動きにびっくりする。アメリカでは大会社でも日本のIT企業のように簡単に合併が進む。この辺がアメリカンエコノミーのダイナミズムであろうか。



話は変わって:

夏のあのハリケーンの頃の勢いはないものの、依然として原油高である。そんな中、OPECは先の総会で現在の原油生産枠を維持する決定を行っている。通常ならば、春の需要減退期に向けて減産をしていくはずが、今年は依然として需要が強くしたがって原油価格の下落がないことから、増産の維持を決めた。

ここで減産して原油価格のこれ以上の高騰を望まないというか、高騰の後に来る暴落を望まない、ということのよう。

ちなみにサウジの石油収入は前年比1.5倍の1570億ドルだそうだ。この積み上がったお金は米国債券の購入に当てられるらしい。日本の貿易黒字と同じ状況である。



WTI先物市場:

コノコの本拠地であるテキサス地域で算出されるWTIの生産量は70万BD足らずで、世界の石油生産量の1%にも満たない。この原油が市場では一日あたり2.6億BBLも取引されるそうで、世界の生産量の3倍、WTIの生産量から言えば実に370倍である。先日、流通量の40倍の株式の売り注文を誤って出した証券会社があったが、WTI取引はそんなもんじゃない。

今の原油高はアメリカの精製設備能力の不足が招いている側面もあり、地上空前の利益を石油会社は上げているのだから、設備増強せよとの意見がある。しかし、石油会社は設備計画は20年以上の先を見越して行われるべきもので、すぐにはできないと、オイルショック後の需要低迷の教訓を忘れていない。








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